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2019.12.19

米山舞初個展「SHE」開催レポート

こんにちは。pixiv WAEN GALLERY運営スタッフです。
pixiv WAEN GALLERYでは12月6日(金)より、米山舞個展「SHE」を開催中です。
※この記事はanimate Timesからの転載です。

イラストレーター・米山舞先生初個展「SHE」をレポート! 様々なテーマに沿ったオリジナル作品から商業系まで情感あふれるイラストが集結!

TVアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』や『キルラキル』などでアニメーターとして活躍するだけでなく、エヴァンゲリオンアパレルブランド『RADIA EVA』『初音ミクGTプロジェクト レーシングミク2016ver.』などではイラストレーターとしても活動している米山舞先生。

そんな、幅広く活動を行う米山舞先生の初個展「SHE」が2019年12月6日(金)~12月25日(水)まで pixiv WAEN GALLERY にて開催されています。

本稿ではそんな大注目の初個展開催の模様をレポート! さらに、米山舞先生より初個展に向けたコメントもいただきました!
「SHE」(和訳:彼女、それ)というタイトルの通り、少女達の生きる強さが表れたオリジナルイラストの数々は必見です!



米山舞先生渾身の、彼女たちの生き様を描いた初個展「SHE」開催!

会場に入ると、メインビジュアルの縦180㎝ものある巨大クリアタペストリーが展示されており、インパクト抜群!

 



個展のメインタイトルでもある「SHE」のイラストが一挙に展示されており、様々な世界観で生きる少女たちが、何か訴えかけてくるような力強さを感じました。



さらに、左側を奥に進むと、2018年に頒布された同人誌「esc.」という“逃避”をテーマにしたイラストも展示! 「SHE」とは違った憂いているような雰囲気が伝わってきます。





その隣には、2013年度の『月刊ニュータイプ』星座占いコーナーのイラストが飾られています。縦に細長いキャンバスに描かれた花に寄り添う少女の一幕に注目です。



そして入口、右手の商業系イラストがずらりと展示してあるコーナーへ!

過去に手掛けたものから最新のものまで壁一面に厳選されて展示されており、米山舞先生の軌跡をたどれるコーナーとなっています。








中には、エヴァンゲリオンのアパレルブランド「RADIO EVA」、『キルラキル』といった大型コンテンツのイラストも!



中央に設置されているテーブルには、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』や『キルラキル』などこれまで携わってきたアニメのアートワークがファイリングされています。

大変貴重な機会ですので、会場に足を運んだ際には目に焼き付けてみてください。



また、会場ではフィギュアの展示も。こちらは、初音ミクGTプロジェクトにて描かれた、初音ミクのフィギュア「レーシングミク 2016ver.」。


2020年7月頃にHOBBY MAXより発売される、モノトーンを基調とした限定オリジナルカラーバージョンのフィギュア「式波・アスカ・ラングレー Ver.RADIO EVA」も飾られています。



12/10~12/19までの期間限定で綾波レイのフィギュアも特別展示されています!

会場には、メッセージブックも用意されていますので、感想や米山舞先生へのメッセージもお忘れなく!



キャンバスアートからイラスト集までオリジナルグッズも多数販売!
会場では、サイン入り複製原画とキャンパスアートの販売も行われています! 1点物ものもありますので、ファンの方はお見逃しなく。

また、「SHE」のイラスト集や過去に頒布された同人誌も販売! 数あるグッズの中から一部をご紹介していきます。



 

キャンバスアート
■サイズ:
Sサイズ…A4(210mm×297mm)
Lサイズ…A2(420mm×594mm)
■価格:
Sサイズ(A4)…5,500円(税込)
Lサイズ(A2)…33,000円(税込)

※Lサイズのみサイン入りになります。




サイン入り複製原画
■サイズ:A2サイズ(外寸:644mm×470mm)
■仕様:アクリルフレーム入
■価格:28,000円(税込)




イラスト集
■新刊「SHE」1,500円(税込)

■再販「THE ONE」1,200円(税込)
■再販「esc.#0」1,200円(税込)

※再販されたものは、個展に合わせてサイズがA4と大きくなっています。



「オリジナル作品で好きと思ってくれる人が増えたら嬉しいなと思います。」
レポートの最後に米山舞先生へ行ったインタビューをお届け!

――初個展の開催を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。

米山舞先生(以下、米山):(ギャラリーを見渡しながら)結構、絵を描いたなと……。最初に個展のお話をいただいた時は、「絵の数が足りないかもな」と思っていたので、やれるのか不安でした。

でも、実際に会場で飾ってみると個展っぽくなっていて良かったです(笑)。

――Twitterで、個展を開催すると告知をされた際は“いいね”の数が2万以上と大きな反響でしたね。

米山:普段は大きなコンテンツのイラストを描いているため、今回メインに展示するオリジナル作品で、好きだなと思ってくれる人が増えたら嬉しいなと思います。

――今回、「SHE」というタイトルがついており、Twitterでも意味を解説されていましたが、このタイトルにした理由はありますか?

米山:はい、あります。“逆境”がテーマです。色んな困難や、嫌なことを感じた時の「負けたくない」「見返したい」みたいな。そういう、強い気持ちを絵で表現したくて。

でもそれを表現するのって、その状況に遭遇している彼女たちの存在が必要で、自分でそういう彼女たちを仮定して描こうと思いました。

――イラストを拝見させていただきましたが、本当に彼女たちが何かに対してあらがっている、そんな力強さを感じました。そして、今回オリジナルイラストをメインにした初個展ということで、イラストレーターとしてこれまでの活動を振り返ってみて「こういうことにチャレンジできて良かった」といった感想などあればお願いします。

米山:アニメーターをやっていたころは、なかなか自分の作品として発表できなかったんです。

でも、去年の秋に初めて同人誌を出したのをきっかけに、自分の絵が好きで会場に来てくれる人がどのくらいいるのか分かったので「あ、いけるかも」って思いました(笑)。とても、自信がついた挑戦でしたね。

――会場には企業をはじめとした色々な方から、たくさんのお花が届いていますね。

米山:すごい、涙が出ますね。ありがたいです。こんなにも色々な方に支えられてたんだなと実感しました。



――最後に、個展に足を運ぶファンのみなさんにメッセージをお願いします。

米山:まずは、お越し下さりありがとうございます。私はまだまだ作品の表現も発展途上で、自分の状況に応じて絵が変わっていったりしていて、これから磨けることがあると思うので、これからも楽しみにしていただければなと思います。

――ありがとうございました。

[取材文・撮影/あぶ~山崎]

創作系WEBメディア「pixivision」でもインタビュー記事を公開中です。レポートとあわせてご覧ください。
[外部リンク]米山舞、個展の全貌を語る。連作「SHE」で描いた、困難に立ち向かう”彼女”たち