2020.02.28
Tiv個展「emoTive」開催レポート
こんにちは。pixiv WAEN GALLERY運営スタッフです。
pixiv WAEN GALLERYでは2月7日(金)より、Tiv個展「emoTive」を開催中です。
※この記事はanimate Timesからの転載です。
Tiv先生個展「emoTive」をレポート! 情緒あふれるオリジナルイラストをはじめ『政宗くんのリベンジ』や商業系イラストまで多数展示!
2017年放送のTVアニメ『政宗くんのリベンジ』(原作:竹岡葉月)の漫画を手掛け、Vtuber(バーチャルYouTuber)・雨ヶ崎笑虹のキャラクターデザインを担当されるなど、漫画家、イラストレーターとして活動しているTiv先生。
そんな、幅広く活動を行うTiv先生の個展「emoTive」が2020年2月7日(金)~3月24日(水)まで pixiv WAEN GALLERY にて開催されています。
本稿では大注目の個展開催の模様をレポート! さらに、Tiv先生より個展に向けたコメントもいただきました!
少女達の気持ちや感情に注目して描いたオリジナルイラストの数々は必見です!
Tiv先生による、少女たちの様々な感情が描かれた個展「emoTive」開催!
まず、会場に入るとこれまで発売された書籍や頒布された同人誌がテーブルにずらり! 今まで応援してきたファンにはたまりません!
入口右手は個展のタイトルにもなっている「emoTive」の巨大タペストリーが展示されています。
隣にはNamie先生・かんざきひろ先生・武梨えり先生からのお祝いメッセージが込められた色紙も飾られていました。
左側には「active」「positive」「sensitive」といった感情をテーマにしたイラストの他、画集の表紙絵など様々なオリジナルイラストが一挙に展示してあります。
また、途中には「positive」に登場する女の子のパネルも置いてあります。
さらに、左側を奥に進むと「あめおとがたり」という“雨×不思議な少女”をテーマにしたイラストも展示! 連作されている世界観の一つで、どの作品に登場する少女も、どこか神秘的な雰囲気をまとっています。
また、「雨晴」というタイトルのイラストが巨大タペストリーとしても飾られています。
奥には、Tiv先生の代表作である『政宗くんのリベンジ』のイラストが多数展示されており、原作ファンには嬉しいコーナーとなっています。漫画の様々な場面が詰め合わさったアートパネルにも注目!
最後は、商業系イラストのコーナーへ。『SOUND & MUSIC』『GAME & ANIMATION』『BOOK ILLUSTRATION』といったカテゴリごとに展示されているのが特徴的です。
『つうかあ』『BanG Dream!』『アイドル事変』『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』、Vtuber関連などこれまで携わってきた作品のアートワークが壁一面を覆いつくすかのように飾られています。
▲『BanG Dream!』AGF KOREA 限定イラスト
▲『BanG Dream!』1周年記念イラスト
▲『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』佐伯麗音
▲『温泉むすめ』秋保那菜子
▲『アイドル事変』キャラクターデザイン
▲『つうかあ』キャラクター原案
▲左:『いま、n回目のカノジョ』、右:『必訪 東京オタク SPOT ガイド』表紙
▲雨ヶ崎笑虹(Vtuber)
▲左上:キズナアイ(Vtuber)、右上・下:姫鶴紗雪(Vtuber)
キャンバスアートから複製原画までオリジナルグッズも販売!
pixiv WAEN GALLERYの個展では、複製原画やキャンパスアートとといったグッズの販売も行われています!
特に1点物もののとして、先ほど紹介した巨大タペストリーや、会場に展示してあるキャンパスアートがサイン入りとして販売されているなど、ファンには欲しくてたまらないお宝ばかり。購入は会場限定となっています。
オリジナル缶バッチのガチャガチャも!
「キャラクターの気持ちや感情に注目して見て欲しいです。」
レポートの最後にTiv先生へ行ったインタビューをお届け!
――個展の開催を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。
Tiv先生(以下、Tiv):無事、開催できて嬉しいです。今まで色々な作品を描いてきましたが、今回の個展ではキャラクターの感情に注目したオリジナルイラストを手掛けてみました。
それぞれテーマがあるので、キャラクターの気持ちや感情などに注目して見て欲しいです。見ていただいた方が何を感じるのかというのが、一番大事かなと思います。
――では今回、個展のタイトル「emoTive」は、キャラクターの感情や心の動きという内面を表現しようということで名付けられたんですね。
Tiv:そうですね。私は漫画家として活動していて、漫画はストーリーがあり、その中にはキャラクターの感情描写もたくさんあります。
それを読んでいただいた方が、心をどれだけ動かされるかっていうところにいつも大事にして描いているので、漫画に対しても他の作品に対しても、そういう気持ちの流れを意識しています。
(版権イラストのコーナーに移動して)例えば、版権イラストでは視覚的な部分を意識しているんですが、CDジャケットなど音楽関係のイラストでは、音楽や音声がメインなのでそこの部分を補ったり、思い出してもらえるように構図や色使いを調整しながら描いています。
――そして、つい数日前まで台北でも個展が開かれていましたが、どんな所でしたか?
Tiv:台北での個展は今回が初めてだったんですが、ファンの熱気がすごかったです(笑)。期間は1週間もないぐらいで短かったんですが、たくさんの方に来ていただいて、言語が違っても頑張って感想を伝えて下さる方もいて嬉しかったです。描いたものが伝わって返ってくるっていうのは良いですよね。
――また、2月27日(木)には画集「プラトニカ/ルミナスター」も発売されますね。
Tiv:2冊入りのボックス仕様になっていまして、「プラトニカ」は『政宗くんのリベンジ』など書籍関係のイラストをはじめ、オリジナル同人誌のイラストも収録しています。恋愛や恋心をテーマにした作品が多かったので、そう名付けました。
そして、「ルミナスター」は私が作った造語なんですけど、こちらはゲームやメディア関係のイラストを収録しています。キラキラや夢といったイメージの作品が多かったので、新しい単語を作りました。
――ボリュームもたっぷりあるんですよね。
Tiv:256ページという大ボリュームとなっています。本作の表紙であるイラストや、収録される描き下ろしイラストも飾っていますので、ぜひこれを機に興味を持っていただければなと思います。
――最後に、個展に足を運ぶファンのみなさんにメッセージをお願いします。
Tiv:まずは、お越しいただきありがとうございます。今回、一つのテーマを中心として、カテゴリごとに様々なイラストを展示することができました。これまでは、作品ごとの展示だけだったのですが、こういった形での個展は初めてです。一つの集大成として、多くのファンに見に来ていただければなと思います。
――ありがとうございました。
[取材・文・撮影/あぶ~山崎]