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2020.04.06

LAM初個展「目と雷」開催レポート

こんにちは。pixiv WAEN GALLERY運営スタッフです。
pixiv WAEN GALLERYでは3月13日(金)より、LAM初個展「目と雷」を開催中です。
※この記事はanimate Timesからの転載です。

 

イラストレーター・LAM先生初個展「目と雷」をレポート! 壁一面に貼られたイラストにネオン管や、特注のバイクなど特別改装したギャラリーは圧巻!

『専門学校HAL 2019年度CM』のアートワークに携わり、VRミステリーアドベンチャーゲームの『東京クロノス』キャラクターデザインを担当されるなどフリーのイラストレーター、そしてデザイナーのカトウさんと共に雷雷公社としても活動しているLAM先生。

また、2019年に北京で開催されたイベント『BICAF国際コミック&アニメーションフェスティバル』では、メインビジュアルでイメージキャラクターの「電気姫」を手掛けるなど、国外においても活躍の場を広げています。

そんな、幅広く活動を行うLAM先生の集大成となる初個展「目と雷」が2020年3月13日(金)〜4月5日(日)までpixiv WAEN GALLERYにて開催されています。

本稿ではそんな大注目の初個展開催の模様をレポート! さらに、LAM先生とデザイナーのカトウさんより初個展に向けたコメントもいただきました!

迫力ある最新描き下ろしイラストのほか、LAM先生監修による特別改装されたギャラリーは圧巻です!

 



LAM先生による、雷に打たれたような衝撃が走る初個展「目と雷」開催!

会場へ入るとさっそく目の前に、特注されたオリジナルのバイクが! 「雷電」というイラストに描かれているバイクが展示されており、雷雷公社のロゴマークなどが施されています。

また、会場全体がうす暗い中、発光する赤と青色のネオン管が、より一層LAM先生の世界へと惹き込みます。



 

 

さらに正面奥には、個展タイトルにもなっているメインイラスト「目と雷」を使用した超巨大タペストリーが展示されています。

“目”と“雷”がネオン管で表現されているのもワンポイント。



そして、入口右手には、この個展のメインイラストに描かれている女性「雷神」の全身像を写したアートボードが! 雷の神様ということもあり、放電してるかのような髪型に加え、雷に関する様々な模様や特徴が全体に描かれています。



また、入口左手には、COMITIA(コミティア)などにて頒布された、様々なテーマをもとに描いているオリジナルイラストが一挙に展示してあります。その力強く、気迫あふれるイラストに思わず圧倒されてしまいます。



▲「赤」



▲「雷子」


▲「xxx」




▲「戌」



▲「飴」



▲「鯉」



▲「朱雀」



最後は、奥に進んだ左右の壁一面に飾られているファンアートや、商業系イラストのコーナーへ。ジャンル問わず、これまで携わってきた作品が飾られているということもあり、まさに集大成ということを感じさせます。

まず、左側には『東京クロノス』や『Fate/Grand Order』の概念礼装などが展示されています。特に、専門学校HALの2019年度CM「夢に、噛みつけ」は視聴者に大きなインパクトを残しました。



▲左:『東方Project × WACCA』、右:『Fate/Grand Order』


▲『Fate/Grand Order』概念礼装「笑顔のしるし」




▲『どろろ』



▲『初音ミク POP UP SHOP in MAGNET by SHIBUYA109』



▲『東京クロノス』

 

右側には『アズールレーン』や『アークナイツ』などが展示されています。これでもかというほど、色々なイラストを見ることができるため、これまで応援してきたファンには、たまらない至福の空間に!



▲『アズールレーン』



▲『Eve』



▲『アークナイツ』



▲『コミックマーケット95企業ブースパンフレット』



▲『天才ロック』


▲『モンスターストライク』妲己




そして、会場にはメッセージブックも用意されていますので、LAM先生への感想などありましたらお忘れなく!



キャンバスアートから、図録にアパレルまでオリジナルグッズも販売!

このたびの、LAM先生初個展「目と雷」では、キャンパスアートやアクリルスタンド、扇子といったグッズの販売も行われています!

特に1点物もののとして、会場に展示してあるB1サイズのキャンパスアートがサイン入りとして販売されているなど、ファンには喉から手が出そうなものばかり。

さらに、初個展の図録や、デザイナー・GraphersRockさん、有馬トモユキさんとコラボしたアパレルグッズも販売されています。

ロゴをベースにしたオリジナル缶バッチのガチャガチャも!



 

 

 

「実際目の当たりにして感じることにしっかりと価値をつけたい」

レポートの最後にLAM先生とデザインチーム【雷雷公社】のデザイナー・カトウさんへ行ったインタビューをお届け!

——このたび、初個展の開催を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。

LAM先生(以下、LAM):現在、イラストレーターとしてデビューして2年ほど経つんですけど、個展をやるのが目標の一つでもあったので、開催できてすごく嬉しいです。

——個展を開催するにあたって周りからどんな反応がありましたか?

LAM:大勢の方から祝福していただきました。ファンの方が個展を開くことをすごく楽しみにして下さっていて、嬉しいですね。しかし今回、時勢的な問題で海外ファンの方がなかなか来れない形になっているということで、そこは少し残念なんですけど、海外の応援して下さっているファンの方にも伝わるような伝説のイベントにできたらなと思います。

——今回の個展、いつもとは雰囲気がガラッと変わっていますね。

LAM:昨今はネットが普及しているので、日々沢山の素晴らしいイラストを簡単に見ることが出来るじゃないですか。そんな中で個展を開くという意味合いを考えた時に、実際目の当たりにすることで感じる個展という空間にしっかりと価値をつけたいなと思いました。

来るからこそ意味がある、個展に足を運び絵を直接見たからこそ初めて得られるインパクトに重きを置いて、今回雷雷公社としてかなり凝ったデザインにしてみました。

それもあり、今回の造作物はほぼ実費で製作しました(笑)。

——そうだったんですね!

LAM:なので、今回の個展は大胆なアレンジをしています。

——どういったところにプラスの予算を掛けたりしたんですか?

LAM:雷雷公社のスタッフと話をして「LAMのクールな世界観にしたいよね」ということで、カッティングシートで壁一面に絵を貼ったり、ネオン管を配置したりといった工夫のほか、真ん中に置いてあるバイクですかね。このバイクは特注で作って頂きました。






——確かに、バイクに雷雷公社の名前だったりとか色々な模様が施されていますね。

LAM:そうですね。ギャラリー全体のあらゆるところに予算を割いています。

——個展といえば白い壁にイラストが飾ってあるという、いわゆる一般的な内装を思い浮かべますが、今回は空間デザインまで意識して作られたんですね。

LAM:雷雷公社のカトウが、かなりその辺りを攻め攻めな表現にしましたね。本来、イラストを際立たせる内装がギャラリーの常だと思うのですが、今回は絵に負けないぐらいのギャラリー、会場にしたいというコンセプトがありました。なので、バチバチのイラスト対バチバチの内装といった火力高めの展示にしようということで、このような感じになりました。

——カトウさん的には会場見てどう思われましたか?

カトウさん(以下、カトウ):非常に力強いLAMの絵は、デザインに負けることはありません。それなら逆に、LAMの絵を殺すぐらいの激しいデザイン・空間にする方が、相互にバチバチと作用しあって一層映えるんじゃないかなという意識の下で設計しました。両方を殺してしまうリスクもありましたが、それを許してくれるのがLAMなので、結果良かったな、と!(笑)

——ギャラリー入る前から「おっ! すごい!」って思いましたね。

LAM:ありがとうございます! スタッフさんたちが本当に頑張って下さって、設営に来た時びっくりしました。

——そして今回「目と雷」というタイトルですが、このタイトルにしようと思ったきっかけはなんですか?

LAM:実は、このタイトルの名付け親は、今回Tシャツをデザインして下さった有馬トモユキさんなんです。

僕は「作品を人の目に焼き付けたい」、「雷に打たれるような衝撃、刺激を与えたい」といったことをクリエイティブする上で一番に意識しているので、それらの相互関係を表わす“&(アンド)”に近い言葉をタイトルに入れられたらなと思っていました。

そうしたら、有馬さんから「じゃあ、『目と雷』っていうのはどう?」と提案され、僕も「あ、それ良いじゃん!」と気に入ったので、大分前にタイトルだけは決まりましたね。その後、カトウとかほかの雷雷公社のスタッフと共有してすぐにロゴを作り始めました。

——ほかのイラストに比べると、メインイラストの“目”がタイトルにも入っているだけあって特徴的だと思うのですが、表現する際に気を付けたことはありましたか?

LAM:今回の個展は集大成なので、LAMらしさを全開に出した作品にしたいなと思い、「ここは、正面バストアップのイラストでいこう!」というのだけはすぐに決まりました。

あの子は雷神なんですけど、僕が作品に対して抱えているコンセプトの権化のような存在です。人に衝撃を与えたり、少し違和感を残すような、印象に残る絵作りといったところで、瞳をあえてぐにゃぐにゃにして感電させたり、電気を帯びているイメージ、人外なイメージといったキャッチ—な要素を詰め込みました。

色んな案を出したりとすごく悩みもしたんですが、最終的にこの絵にイメージが固まって、一日で一気に描き上げました。

——出来上がったイラストを見て、カトウさんはどう思われましたか?

カトウ:あれはもう、最高ですッ!

——最後に、個展に足を運ぶファンのみなさんにメッセージをお願いします。

LAM:今回は、ギャラリーの内装もそうですし、作品を展示する掲載物とか、描き下ろしグッズとか、色んなものに全力を投じて個展の準備をしてきました。

今、色々大変な時期で足を運び辛い状況ではあると思うのですが、逆に会場に来るからこそ、会場にいるからこそ味わえる極上の空間になっていると思います。

もしも立ち寄れるチャンスがあれば、お気軽にお立ち寄りいただければなと思います!この個展は今までの集大成でもあり新たな出発点でもあるので、今までLAMもこれからのLAMも楽しみにしていただければなと思います。

あと、この個展を通して雷雷公社というデザイン集団の存在を認知していただける良い機会になったらいいなと思います。

——ありがとうございました。

[取材・文・撮影/あぶ〜山崎]